マイクは左手

ステージで輝く彼らは

悪い人ほど口が上手い

 

 

どうもこんにちは、チケット詐欺のプロです。プロといってもチケット詐欺に「遭う方の」プロです。嫌だな~~~!!!!

 

私は今年の5月~7月にかけて2回、チケット詐欺というかイタズラ?に遭いました。私の詰めの甘さが招いた結果です。バカだなって思われるのは承知の上で、こういうイタズラがあるんだよっていこうことを知っていると、自衛がしやすくなるかもしれないと思い、記録・注意喚起の意味を込めてこのブログを書きました。

 

ブログタイトルの通り、誰かを陥れるような人って口が上手いです。無駄に丁寧です。あとラインのアカウントは教えてもツイッターの本アカは教えてくれない…

 

またフォロワーさんに「私もこんな詐欺にあったよ」と伺った話も載せます。

 

 

 

 

パターン①

チケットを当日手渡しで譲ってもらえることが決定⇒当日、相手が会場に現れずやりとりしていたアカウントを削除。金銭的被害はない。

 

コンサートのオーラス公演を探すため、現地に向かい立ちんぼ+チケツイをしていたところ、「チケツイを見てお譲りしようと思いDMしました。一度もオーラス公演に入られない方にお譲りしようと思います。」というDMをいただき、お譲りいただくためにチケツイを取り下げ、土日で3公演あるなかの3公演目をお譲りただくために自分から「譲ってください」と声をかけていた人に断りを入れました。

 

この譲っていただけるという方は、

・同行の友人が行けなくなったために譲り先を探していた

・定価+手数料、当日会場手渡しで一緒に公演へ入る

・仕事があるため会場へは開演30分前に到着予定

ツイッターはチケ取引にしか使用していないため取引アカが実質的本アカウント

・ラインの調子が最近悪いので交換できない、カカオトークなら交換可能

といことでした。

 

怪しすぎる!!!!!と今なら取引はやめますが、当時は「ツイッターだけのやり取りで譲ってもらった経験が多々あった」「ツイッターの本アカがなく取引アカだけの方とやりとりしたことがあった」「金銭を搾取する目的以外に詐欺があるとは考えもしなかった」と思っていて、さらにこの方は「とても文章が丁寧で人を騙すような方」には思えなかったため、取引をしました。つ、詰めが甘すぎる~~!!(頭抱)

 

相手は結局当日会場にあらわれず、「家の事情で帰宅しなければならなくなりました。」というDMが来たのは開演から45分経った後でした。その後すぐにやりとりしていたツイッターアカウントを削除したため、悪質なイタズラだったんだろうなと思います。

またこの方、文章は丁寧でしたがやりとりのレスポンスがめちゃくちゃ遅かったです。今思うと、こちらの身動きをとれなくさせるためかなあ~と思ってます。

 

以下がやりとりのDMです。

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パターン②

同行させていただけることとなりライン交換までしたが、相手はラインアカウントとツイッターアカウントを削除し行方をくらませ同行の話はなくなった。金銭的被害はない。

 

少年倶楽部in大阪のNHK枠での番組観覧に同行させていただける方を探していたところ、同行者募集のチケツイを発見、DMを私から送り、同行させていただけることになりました。

 

この同行者を探していた方は

・葉書が2枚当たった。(実家と一人暮らしの自分の家分)

・同行者は3名募集、葉書を1枚譲ることは不可。

・定価でのやりとりしか今までしてこなかった方と取引をしたい。

ということでした。

 

ライン交換をし安心していたところ、私のフォロワーさんから「別のところでチケット取引のトラブルを起こしていた人と同一人物かもしれない」というタレこみをもらい、念のため私以外の同行者を探したところ、私以外に「3名」同行者がいた。…おかしいね?!

私の方で探した同行者に事情を説明し情報収集をしたところ、私以外の同行者には自分から声をかけ同行を誘っていたということ、上乗せ取引をする方にも声をかけていたことなどが分かりおかしいとだんだん信用できなくなってました。その後連絡がとれなくなり、こちらが送ったラインメッセージに既読が付いた途端、相手はラインアカウントを削除。ツイッターを確認したところ同時期にツイッターアカウントも削除。

イタズラ目的か、自分もチケットを探していたためにライバルを蹴落とすためになのか、どっちにしろわからないがライン交換だけでは不十分だと痛感しました。

 

やっぱりこの方も文章は丁寧でした。そしてレスポンスが遅かったです。まともそうな人に思えたんですけどね。

 

以下がやりとりです。

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ライン交換をしたらその名前でツイッター検索すると、過去にトラブルを起こしていた場合、検索にひっかかります。また取引成立後、チケット等の写真を送っていただくと、「本当にチケットを持っているのか?」の確認になるので頼みにくいですが、お願いするといいかもしれません。

携帯電話の番号も交換するとなおいいです。(これは友達にアドバイスを受けた。)

 

 

次は私がフォロワーさんから伺った、そのフォロワーさんが実際に遭われたチケット詐欺です。(※掲載の許可は本人よりいただいております。)以下そのフォロワーさんはAさんとします。出てくる日付やコンサート名は仮ですので実際とは異なります。

 

 

 

パターン③

同等席でのチケット交換のはずが、まったく同等席ではなかった。金銭的被害はない。

 

ドーム公演のコンサートチケットを当日手渡しで交換するという取引をしたAさん。7月1日のチケットをAさん、7月2日のチケットを詐欺師Yさんが所持しており、それを1枚ずつ交換する予定でした。お互いのチケットはスタンド中列なので同等席という条件はクリアしてました。

 

7月2日、予定の取引時間より遅れてきた詐欺師Yさん。あと20分で開演時間だったので焦っていたAさんは、受け取ったチケットの「日時」だけを確認し入場。入場後に席番号を確認すると天井席の中列でした。すでに詐欺師Yさんの姿はなく、また連絡もつかず、開演時間も迫っていたためそのまま入ったそうです。

この詐欺師Yさんはチケット取引後走って入場ゲートへ向かったそうで、開演が迫っていて焦っているのかと思ったそうですが、今思えば、その場でチケットを確認されて追及されるのを避けるためだったのかなと…。

 

 

パターン④

イレギュラー交換が成立、公演に入るためにチケットを改めて確認したところ同公演の終わった回のチケットを渡されており、入りたい回に入れなかった。返金していただけるとのことだったが、公演から2週間以上絶った今も返金はされていない。

 

Aさん所持の7月5日のキラキラコンサートと詐欺師Wさん所持の7月5日のわくわくコンサートのイレギュラー交換。

取引は先に行われるキラキラコンサートの会場。詐欺師Wさんより待ち合わせ時間に遅れるという連絡があり、実際に取引を行ったのは開演時間の30分前だったとのことです。

お互いチケットが見えるように交換し、まずはキラキラコンサートにAさんと詐欺師Wさんが入り、終演後、Aさんのみがわくわくコンサートに移動。

会場最寄駅でAさんが受け取ったチケットを再度確認したところ、本来であれば7月5日のはずがなぜが7月3日のわくわくコンサートのチケットを渡されていたことが判明。Aさんは開演時間と席番号のみを確認していたため、渡されたときにはわからなかったそうです。

その場で詐欺師Wさんに連絡したところ「私のミスです、申し訳ございません。謝罪するだけではすまないのは承知ですが申し訳ございません。チケット代はお支払いさせていただきます。」と丁寧な返答があり送金口座を連絡したものの、公演日より2週間以上経った今なおまだ支払いはないそうです。誤って渡されたチケットは半券がついたままの状態だったそうです。

一緒に入った公演では、開演時間まで楽しく会話したりしていたそうで、安心しきっていたとのことでした。

 

このように私の周りだけでもいくつかのパターンがありました。悲しいことに最近ドタキャンのお話もよく耳にします。

舞台挨拶の交換がダメになった等々も多いように思います。舞台挨拶の場合、より前の方の席を求めてチケツイを探す方が多いようで、ドタキャンが多いです。私の知り合いにも交換の予定がダメになり、結局お譲りしたという方もいらっしゃいます。

夏は現場数も多いためよけい多く感じるのかとも思いますが、チケット取引は顔の見えない相手との取引という危ない橋を渡っているんだなって改めて考えさせられます。

 

 

・いい人も多いけれど、悪い人もいるということを忘れない

・ラインだけでなく、携帯電話番号も交換できると安心

・不安なことがあれば周りに相談する。(不安であれば相手の名前で検索かけてみたりする)

・チケットの写真等を見させてもらう

・「とりあえず交換取引しよう」ではなく、本当にその条件で取引をしていいか?不安や後悔はなるべくなくし、かならず取引を遂行するよう心掛ける

・チケットは日時席番号まで確認する

 

 本当は自分で入りたい公演は自分で当てるのが一番ですが、そうは問屋が卸さない。騙す方が悪いのは百も承知だけど、自衛するにこしたことはないのかなって。ほんと気を付けよう、悪い人は悲しいけどいる…